HW製 ACOG TA11 SDO-CP タイプ レビュー: 本格的なリアル感を楽しめるレプリカスコープ
ファーストインプレッション: 実物の雰囲気を再現
Trijiconが製造する実物のACOG TA11は、アメリカ海兵隊が使用していることで有名なスコープで、「SOD(Squad automatic-weapon Day Optic)」の名の通り、M27やM249などの分隊支援火器をメインターゲットにつくられています。そのため、このHW製のレプリカを手に取ると、まるで実物を手にしているかのような興奮を覚えます。
実物のTA11は、反動が大きいライフル向けにアイリリーフが長めにとられているなどの特徴があるようですが、このレプリカもそれを忠実に再現しています。他のACOGよりもひと回り大きく、存在感があります。
外装＆質感: 高品質な金属ボディと刻印
このレプリカの金属ボディは表面の質感も非常に良く、丸みを帯びた造形もしっかり再現されています。刻印は白地のプリント刻印されており、かっこいいです。ただし、トリジコンのマーク部分は実物だとプリントではなく刻印と思われますので、そこは残念な点です。
マウントはLaRueタイプのスルーレバーマウントで、こちらもしっかりプリント刻印があります。ワンタッチで取り付け可能で、ガタつきもありませんでした。
重量: 見た目とのトレードオフ
レプリカの重量は553gでした。実物は約590gだそうです。ここは見た目の良さとのトレードオフかもしれません。
レンズの明るさ: 屋外での使用に十分な性能
以前に購入したVCOGスコープと比較すると、解像度や明るさで劣ると感じましたが、日中の屋外で使用するには十分な性能ではあると思います。
アイリリーフ: 短めだが実物と同様
アイリリーフは80mm前後で短いですが、実物も約70mmなので、これも再現されています。ゴーグルと
の相性は場合によっては選びそうです。
レティクル: Horseshoe Dotが見やすくかっこいい
レティクルは、Horseshoe Dot（逆U字）がとても見やすくかっこいいです。おそらく実物とほぼ完全に再現されています。ただし、発光部分は実物だと中心のU字の隣の点と数字の＋４まで発光します。
レティクルは電池の不要な常時発光タイプで、上部のファイバーチューブから集光し、明るく発光してくれます。ただし、30度を超える炎天下の日に外を見てみると、周囲の明るさに負け、発光は結構見づらくなりました。また、わずかな光もない場所では光りません。ここらへんは電池式に軍配が上がるかと思いますが、電池のいらない安心感は心強いです。
レティクル調整は、キャップを外せば、工具が不要ですので、フィールドでは便利ですね！
その他: キルフラッシュとフロント/エンドキャップが付属
キルフラッシュとフロント/エンドキャップが付属します。これも嬉しい付属品でした。特にキルフラッシュはサバイバルゲームに必需品ではないでしょうか？フロントキャップはキルフラッシュに取り付けるタイプで、ACOG本体に直接取り付けできません。
ドットサイトについて: RMRダットサイトが実物通り
RMRダットサイトはDual-Illuminatedタイプが付属しています。これも実物通りですね。実物はトリチウムと集光ファイバーからの集光ですが、こちらはもちろんレプリカなので、CR2032 ボタン電池を裏に取り付け点灯させます。
注意点は、電池を入れると常時点灯してしまうこと。ディティールの再現度が高さゆえでしょうか。
RMRの光量は炎天下でなければ実用範囲内といったところ。透過度は上部から下部にかけてルビィーコートがかかっている感じです。
レティクルの調整は六角レンチでの調整が必要で、20mくらいでのゼロインができました。しかし、レティクルの可動範囲はそこまで広くないようです。もちろんRMRは取り外し可能です。なんと20mmレイル用のオプションパーツまで付属していて、非常にお得感があります！
その他付属品: レンズを拭くペン、六角レンチ、トルクスレンチ
・レンズを拭くペン：カメラのレンズを拭くための道具で有名な例のペンの類似品が付属します。片側がホウキの様になっており、大きなホコリを取り除けます。反対側はカーボン粉によりホコリを吸着させて取り除いてくれるはず。性能はよくも悪くもないといったところでした。こちらで気に入れば、本家「レ○ズペン」を買うのも良いのでは。
・六角レンチ、トルクスレンチ：六角レンチは、RMRのレティクル調整用に2.5mmのサイズが付属します。また、電池交換用に2.0mmのサイズが別途必要です。ACOGからRMRを取り外すためのトルクスレンチはT15サイズが適合します。100均などの精密ドライバーセットがあれば大丈夫です。
総評: 外装の質感やドットサイト、マウントまでそっくりなスコープ
HW製 ACOG TA11 SDO-CPタイプは、外装の質感やドットサイト、マウントまでそっくりなこだわりに満足できるスコープでした。他のACOGと比べ、存在感が大きく、M4系のライフルにも絶対似合います！3.5倍という倍率も上部にドットサイトが載ることで、非常に使いやすいですし、ドットサイトはマウントが付属するので、他への流用も可能でお得感がありました。「スコープとしての性能」よりも、「見た目とレティクルがかっこいい！」と思った方は即買いではないでしょうか？
まとめ
HW製 ACOG TA11 SDO-CPタイプは、外装の質感やドットサイト、マウントまで実物そっくりで、M4系のライフルにも相性が良いと評判のスコープです。競合する商品と比較しても、その価格とディテールの再現度から、非常にお得感があります。特に、「見た目とレティクルがかっこいい！」という点にこだわる方にはおすすめの商品です。
選ぶ際には、レプリカやTrijicon、トリジコン、TA11、海兵隊などのキーワードで検索し、適切な商品を見つけることが重要です。また、お得な販売価格を見つけるために、アマゾン、楽天、ヤフオクなどのオンラインショップで価格を比較することをお勧めします。